米Googleは6月30日(現地時間)、Google Playストアでのアプリ公開の標準フォーマットを2021年8月から従来のAPKからAABに変更することを発表しました。
AAB(Android App Bundle)とは、Googleが2018年5月にリリースしたアプリ公開フォーマット
端末ごとにアプリを実行するために必要なコードとリソースのみがインストールされるため、従来より採用されていたAPK(Android Application Package)と比較して、アプリサイズが平均15%小さくなるとされています。
Google開発者向けページによると、Google Playストアで上位1,000個のアプリの多くがAABを採用しているとのこと。特にNetflixに至っては、AABを採用することで約57%ものサイズ削減を実現しているとしています。
ユーザーにとっては、メリットの多いAABですが、Android App BundleはGoogle Playと連携する形式であるため、それらはGoogle Playでしか利用することができません。
AndroidスマートフォンはiOS端末とは異なり、外部から直接APKファイルをダウンロードすることで公式ストア経由以外からもアプリを入手することができますが、開発者は今後、Google Playストア用にABB、それ以外のストア用にAPKを用意する必要があります。
この変更は2021年8月から適用され、それ以降はGoogle Playストアで新規に公開されるアプリのフォーマットはAABとなります。
一方、既存のアプリのファーマットはAPKのままで良いとのことです。
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