半導体不足の影響からGoogleが「Pixel 5a 5G」の開発を中止した、というニュースが報じられましたが、Googleはこの報道を否定する形で「「Pixel 5a 5G」は「a」シリーズと同様のスケジュールで2021年後半に米国と日本で発売する」との声明を発表しています。
そして、今回新たに同端末にSnapdragon 765Gが搭載されることが明らかになりました。
Googleは4月21日(現地時間)、開発者向けにAndroid 12 Developer Preview 3(DP3)を公開しました。
そのソースコードを調査したところ、コードネーム「Barbet」という端末がSoCに「sm7250」を搭載することを発見したと米メディア 9to5Googleが伝えています。
このコードネーム「barbet」は「Pixel 5a 5G」と表しており、「sm7250」はQualcommの「Snapdragon 765G」のモデル番号となります。
つまり、Googleが発表予定の「Pixel 5a 5G」には、Snapdragon 765Gが搭載されることが確定となりました。
皆さんご存知のように、Snapdragon 765Gは昨年発表された「Pixel 4a 5G」と「Pixel 5」にも搭載されているSoCです。
「Pixel 5a」は「Pixel 5」の廉価モデルとしての位置付けであるため、Snapdragon 765Gよりも下位SoCが搭載されることが通例ですが、まさかの上位モデルと同じSoCを搭載するということになります。
そもそも、「Pixel 4a 5G」と「Pixel 5」は、バッテリー容量、筐体サイズ、ワイヤレス充電の有無、防水防塵対応の有無などの違いしかなく、その他のスペックは同じです。
これに、「Pixel 5a 5G」が同じSoCを搭載し、新たにラインナップに加わった場合、どのように差別化を図るのでしょうか。
また、著名リーカーSteve Hemmerstoffer氏が公開した「Pixel 5a 5G」のレンダリング画像によると、Pixel 4a 5Gのデザインとほぼ同じであることも判明しています。
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