Pixelシリーズは、Google謹製のスマートフォンです。Googleの持つ圧倒的なソフトウェア技術とそれによる高性能カメラ、AndroidOSの3年間のセキュリティー保証が大きな特徴で、日本でも一昨年からキャリアでの販売が始まりました。
このPixel、性能は確かに良いのですが、売れ行きはあまり良くありません。アピールポイントが他社の端末よりも薄いのか、はたまたその高価格が原因なのか。ちなみに、昨年発売のPixel4 XLの現在価格は64GBストレージで11万6000円であり、お世辞にも安いとは言えません。
これに危機感を抱いたのか、Googleは昨年から、Pixelシリーズの廉価版であるPixel 3aを発売。目玉要素のカメラはpixel 3とほぼ同様の性能ながら、防水やワイヤレス充電などを非対応にして、SoCをダウングレードすることで大幅な低価格化を実現しました。
そして今年、その後継モデルであるPixel4aの発売が予想されています。既に多数のリークがされており、今回新たにそのPixel 4aで撮影したとされるサンプルフォトもリークされました。その新情報も交えて、この記事では情報を改めて整理していきます。
Pixel4aは前述のようにPixel4の廉価版という立ち位置であり、低価格ながらも高性能なカメラが売りです。
この機種は5月12日~5月14日にカリフォルニアで行われる予定のGoogle I/O 2020で公式発表されると予想されていましたが、新型コロナウイルスの影響でイベントは中止に。
ここでつい最近、ドイツのキャリア(Vodafone)の文書より、5月22日にドイツで発売が開始されるとわかりました。
これを確定情報だとすると、いくつかの推論ができます。
まず、Pixelの発売はドイツより先にGoogleの本国であるアメリカで発売されるだろうという点。
また、前回のpixel3aはGoogle I/O 2019で発表されたという点。
以上の点から、Pixel4aは5月12日から22日の間に公式発表されるだろうとの見方が強いです。
Pixel4aのスペックは、公式発表前にも関わらずかなりの詳細が明らかになっています。
既出の情報に関してはは、こちらの過去記事をご参照ください。
今回リークされた画像は、背面の写真で、純正と思われるケースが装着されています。
過去にリークされたレンダリング画像と同様、指紋認証センサーと四角いカメラモジュールが確認できます。指紋認証があることから顔認証は搭載されないと予想されます。また、リアカメラはシングルカメラのようです。この二つがあることによって、まるでPixel3aとpixel4を掛け合わせたかのようなデザインになっています。
前面に関しては既に情報があるので、軽くおさらいをします。
デザインは前シリーズと打って変わって一新されています。ベゼルレスディスプレイで、左上にはパンチホールカメラがあります。ベゼルレスのおかげか、サイズはPixel3aよりも小さいようです。
カラーは新色の青が存在するようです。その他には従来と同様に黒と白があるとみられています。
以下にPixel4aの今までにわかっているデータを記載します。
- 端末名: Google Pixel 4a
- 価格: $399から
- サイズ: 144.2 x 69.5 x 8.2mm (カメラ含んで9mm)
- ディスプレイ: 5.81インチOLED(60Hz駆動)
- 解像度: 1080×2340
- SoC: Snapdragon 730
- RAM/ROM: 6GB/64or128GB
- リアカメラ: 12.2MPシングルカメラ
- フロントカメラ: 8MP
- バッテリー: 3080mAh(18W高速充電)
- カラー: Just Black(黒),Barely Blue(青),おそらく白も
- 5G非対応
- イヤホンジャック有り、背面指紋認証、Type-C端子、ワイヤレス充電非対応、防塵防水規格なし
そしてつい昨日、キューバのリーカーが新情報を公開。Twitter上で、自身が撮影したとされるPixel4aのサンプルフォトを掲載しました。
このツイートではPixel4aのカメラの優秀さを強調するために、Redmi Note7と同じ写真を撮影し、比較しています。
2種類のサンプルが掲載されており、それを以下に示します。
この写真が本当にPixel4aによって撮られた写真なのか、真偽はわかりかねます。しかし、写真からは確かに、Googleのソフトウェア特有の傾向がみられます。
画像処理に関しては、エッジはあまり効かせずノイズが少ないようです。特に1枚目のポケモンの写真では露出が控えめで、これはPixelのカメラによくある特徴です。また、2枚目は、木や草の本来の色を残しつつもシャープな出来栄えになっています。
この比較、勝負は当然Pixel4aの圧勝ですね。Redmi Note7のカメラが4800万画素なのに対して、Pixel4aは1220万画素。カメラの画素数の違いが、画質の決定的差ではないということを教えてやった、という感じですね。Note7は完全に咬ませ犬だったようです。
最後に、この写真の信頼性ですが、100%正しいと思うのは正直危険です。
ソースによりますと、このリーカーが有名になったのは最近のようで、リークの正確性に関する実績は、あまりありません。また、写真から撮影した機種を判断するのはとても難しいことです。確かに写真からはPixelシリーズのカメラの特徴がみられましたが、鵜呑みにするのではなく話半分に聞いておくのが一番です。
サンプルフォトが本物にしろ偽物にしろ、Pixelシリーズの写真が一級品であることは折り紙つき。
あと数週間で正式発表がされるはずですので、発表まで少し、辛抱しましょう。
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