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Google、折りたたみスマホやタブレットに最適化した新OS「Android 12L」を発表


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Android 12L

Googleは10月28日(日本時間)、タブレットや折りたたみスマートフォン、Chrome OSデバイスなどの大画面ディスプレイを搭載するデバイスに最適化したAndroidの新バージョン「Android 12L」を発表しました。

「Android 12L」は名前の通り、最新OSであるAndroid 12をベースに大画面に最適化した機能を搭載させたもので、2022年の早い時期にリリースを予定しているとのこと。また、開発者向けプレビュー版は「Lenovo P12 Pro」に近日中にも提供予定としています。

タブレットや折りたたみスマートフォンを含め多くの大画面デバイスは、その画面に合わせて拡大表示したUIに留まっていますが、「Android 12L」では画面幅が600dp以上(一般的に7インチ前後)であることを検知すると、通知やロック画面、ホーム画面、設定やアプリなどが2列のレイアウトに切り替わります。

また、画面下にはタスクバーが表示され、お気に入りのアプリを素早く開ける他、2つのアプリを同時に実行する画面分割に際してもタスクバーからのドラック&ドロップで実行できるようになります。

さらに、アプリ提供元のサイズ変更の可否に関わらずAndroid 12LではOSレベルによるサイズ変更を行うため、サイズ変更に対応していないアプリであってもサイズを変更することが可能となり、マルチタスクも実行できるようになります。

当然、設定などのシステムアプリやGoogle純正のメッセージアプリなどもAndroid 12Lの提供に合わせてUIが2列のレイアウトに変更となります。

また、アプリ提供元がAndroid 12Lに最適化したアップデートを行えば、そのアプリは通常のデバイスとは別に大画面デバイス用のUIを提供することもできます。

GoogleはAndroidアプリの開発者に対して、スマートフォンの他にタブレットや折りたたみスマートフォン、デスクトップなどAndroid OSを実行する各デバイスの画面サイズに合わせたUIの提供を推奨しています。

また、大画面デバイスを使用しているユーザーがPlay ストアを利用する際、大画面に最適化されてないアプリのページにてその旨を通知し、ユーザーに警告を行うとしています。

「Android 12L」の提供により、「Galaxy Z Fold 3」などの折りたたみスマートフォンがより使いやすいものになることでしょう。

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