ユーザー登録(無料)
ログイン

ニュース

【要注意】中華ECサイト「GearBest」の親会社、債権者による破産申請を開始


投稿日:

GearBest

6月9日、深圳市中级人民法院のWebサイトに深セングローバルテスコEコマース株式会社(深圳市环球易购电子商务有限公司)が中国工商銀行 深セン南山支店から破産申請を申立てされたことが明らかになりました。
裁判所は広東省深セン中級人民法院で、現在は審査中とのこと。

深セングローバルテスコEコマース株式会社は、深セン中級人民法院からの法的書類をまだ受け取っていないとしていますが、中国工商銀行 深セン南山支店と積極的に連絡・交渉を行っており、あらゆる方法で資金調達を行っている。銀行と和解することを望んでいる。と述べています。


そもそも、法人破産の手続きは、裁判所に法人破産を申請し、裁判所が法人破産の開始決定をすることで始まります。今回のケースでは、裁判所が開始決定をするかどうか審査している段階です。

また、法人破産の申請ができるのは債権者、債務者、準債務者、監督庁の4者となります。今回は銀行が法人破産の申立てを行っているため、「債権者破産申立て」に該当します。
(※債務超過などの状態で経営状況が悪化しているのにも関わらず、法人の経営者が破産手続きを行わなければ経営状況はさらに悪化していまします。
この状態が続くと、債権者は融資分を回収することができなくなってしまうため、債権者が経営者に代わって、破産申立てを行うことを「債権者破産申立て」と言います。)


深セングローバルテスコEコマース株式会社は子会社でGearBestを運営しているため、この破産申請の行方は要注目と言えるでしょう。

Gearbestは、AliExpressやBanggoodなどと同じように中華スマホは個人で輸入できるECサイト。特にGearbestは日本語サイトが開設されており、Gearbestで中華スマホを購入したことがある方も多いのではないでしょうか。

しかし、現在は親会社である深セングローバルテスコEコマース株式会社の破産申請がされている最中のため、GearBestでの購入はしばらく様子を見たほうが良いかもしれません。
ちなみに、Gearbestは現在でも新規に注文ができる状態です。裁判所よる破産の開始決定がされた場合、注文中の商品が届かないという状況になってしまっては困ります。

source(1)(2)
スポンサーリンク