2019年12月の頭に Qualcomm Snapdragon Tech Summit にてSnapdragon865が発表されました。
搭載端末の販売開始を心待ちにしている方も多くおられるかと思いますので、今回はSD865が搭載されている端末の中で私が特に気になっている端末をご紹介します。
Snapdragon 865について
Snapdragon 865はQualcommの最新ハイエンドSoCとして発表されました。X55 modemと組み合わせることで負荷を軽減、省電力で5G通信が可能になります。
また、GPUドライバをアップグレードできたり、LPDDR-5に対応したりと、855世代からの大きな変化が見られ、全体的に25%性能が向上しているそうです。
基本的には各社のフラグシップスマホに搭載されると推測できます。
ミドルレンジスマホには765Gにて対応する予定です。
対応端末の一部を紹介!
Samsung Galaxy S11
S11は、1億画素のカメラで8Kの動画撮影をサポートし、120Hzのパンチホールディスプレイを採用すると噂されています。また、Galaxyは従来より一部の廉価版を除いて無印とProの端末はベゼルをほぼ無くした構造になっており、リークされたレンダリング画像からもその構造は見て取れます。
2月11日に新製品の発表会にて登場すると予測できます。
OPPO Find X2
Find X2は2020年前半に販売開始すると見られます。リークによると6.5インチの大画面にパンチホールでインカメを搭載し、湾曲した120Hz対応ディスプレイが採用されるということです。
また、65WのSuperVOOCにも対応していると示唆されています。
こちらは、2月22日のMWC 2020にて正式発表されます。
OnePlus 8 / 8 Pro
OnePlus 8には8、8 Pro、8 liteの3モデルがあると噂されています。また、リーク画像によると120Hz/90Hz/60Hzと切り替えが可能だそうです。
CES2020では背面に「エレクトロクロミックガラス」を採用し、透明度を変え、カメラを隠してしまう技術を披露しました。(参考)
もしかしたら、その技術も採用されるかもしれません。
OnePlusには期待が高まるばかりです。
OnePlus 8シリーズの発表は、2020年3月頃と噂されています。
Xiaomi Mi 10 / 10 Pro
Xiaomiは日本市場に参入してきて間もないですが、Mi 10と10 Proも日本に展開すると思われます。Mi 10は6400万画素のIMX686、Mi 10 Proは1億800万画素の4眼カメラを搭載し、前者は40W、後者は60Wの急速充電に対応している、更にUFS3.0の高速フラッシュメモリーを搭載しているとリークされています。
こちらは2月23日にMWC 2020にて正式に発表されます。
中国向けのオンライン発表会は、2月13日に予定されておりMWCより一足先に全貌が公開されます。
Sony Xperia 5 plus (仮称)
XperiaのフラグシップモデルはXperia XZ2よりイヤホンジャックが未搭載となり、若干不便な点が多いです。(最近のフラグシップ機では廃止傾向ですが、、、)レンダリング画像からはXperiaシリーズお馴染みの指紋認証ボタン、金属製のフレームが確認できます。
また、リーク情報からは従来より軽量なのに縦長で大きいのが持ち味のXperiaですが、Xperia 5よりさらに広い6.6インチのディスプレイを搭載していると噂されています。
新型Xperiaは、2月24日にMWC 2020にて正式発表されます。
噂では、3端末が発表されるとしていますが、他のメーカーとは異なりスペックは不明点ばかり。
一層、期待が膨らみます。
ZTE Axon 10s Pro 5G
Axon 10s Pro 5Gは以前当サイトでもご紹介したAxon 10 Proの後継機です。 こちらはスペック等が既に正式に発表されており、あとは発売を待つだけという形になっています。こちらのAxon 10s Pro 5Gは、なんと5万円以下と他の端末に比べてなかなか低価格、かつAMOLEDの湾曲ディスプレイを採用しています。
カメラも4800万画素と普段使いに困ることのない性能で、筆者は一番気になっています。
ZTEは今までミドルレンジ帯で日本でもたくさんシェアを握っていたので、日本で展開される可能性は大いにあります。
当初は、MWC 2020での発表を予定していましたが先日キャンセルしたことが明らかになりました。
別日に発表を行うとしていますが、発表日は未定となっています。
2020年のフラグシップ機を考察
2020年はフラグシップ部門では、Snapdragon 865、90Hz/120Hzが主流になり、5G通信モデム、画面内指紋認証を採用するスマホが基本となりそうです。これらの前提スペックの上に、12GBなどの大容量メモリとLPDDR5の採用
そして、UFS 3.0やUUFS 3.1のストレージ規格や60W以上の急速充電
スマートフォンとしてオーバースペックでは?と感じてしまうほどのロマンの塊で非常に胸が踊りおます。
しかし、高性能に伴い価格が高騰することが懸念されます。より一層、ミドルレンジとフラグシップの価格差が広がりを見せるのではないでしょうか。