SamsungのGalaxyシリーズの中でミドルレンジシリーズとなる「Galaxy A」シリーズ、その中でもローエンドとなる「Galaxy A22 5G」をdocomoから「12月2日（木）」に発売すると発表しました。
キャッチコピーは「あなたに寄り添う、はじめてスマホ」で、5G通信に対応するものの、カメラはシングルカメラにとどめる等、機能は必要最小限とし、価格を低価格に抑えたスマホ初心者がスマホデビューするのにちょうどいいモデルとなっています。
10月に発表された時点では、12月中旬以降に発売予定としていたため、発売時期は少し早まった形となります。
価格は一括払いで「22,000円」、分割払いで36回払いを選択すると月額「611円」と毎月の端末価格がランチ1回分もしくはそれより少し安いぐらいの価格まで抑えられることになります。
先行して発売されていたヨーロッパでは「249ユーロ（約33,000円）」ということを考えると他のモデルとのバランスもあったのでしょうが、かなり思い切った価格設定を行ったと言えるでしょう。
価格が抑えられていることもあり、2年後に端末返却を条件に残債の免除される「いつでもカエドキプログラム」の適用対象外となっています。
まぁ、ここまで低価格になっていれば残債免除のメリットよりも端末を手放す必要があるというデメリットの方が上回ってしまうでしょうから特に影響はないてしょう。
スマホ初心者向けの 「Galaxy A22 5G」固有の特典としては、購入時にはスマートフォンの基本操作から各機能の使用方法までくわしくご紹介する「かんたんガイドブック」が付属し、操作自体をかんたんにする「かんたんモード」も搭載されるなど難しいことはわからないけどLINEなどをするためにスマホデビューしてみようと思っている方にはちょうどいい機種になっています。
ただ、「Galaxy A22 5G」の発売日の翌日「12月3日(金)」にコンセプトが重なってしまう「arrows We」が発売されるため、docomoの中でも強力な競合相手が存在する状態となってしまいます。
しかも「arrows We」の方が価格面で「Galaxy A22 5G」より低価格になっていて、生体認証やデュアルカメラ搭載とスペック面でも「Galaxy A22 5G」を上回るライバル機種となるため、売れ行きに影響を及ぼすのを避けることはできないでしょう。
あとはカラーバリエーションなど見た目の好みが「arrows We」では合わない場合の選択肢になることが考えられますが、カラーバリエーションも重なっているため、価格、スペックから「arrows We」には敵わない状況にどう対抗していくのかが注目ポイントになりそうです。
発売タイミングがほぼ同時でコンセプトに重なりがあり、価格・スペックの単純比較では「arrows We」に敵わないといえる「Galaxy A22 5G」ですが、ダメな機種かというとそんなことはなく、最低限必要な機能はしっかり搭載しており、悪くない機種と言えます。
あとはフィーリングによる部分もあるでしょうから、発売日「12月2日」の翌日以降に「arrows We」とあわせて実機を触ってみて気に入った方を選んでもらうといいでしょう。
