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【KDDIの積極攻勢か】povo2.0の対応機種に「Rakuten Hand 5G」と「Rakuten BIG s」を追加


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楽天モバイルが7月から新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VIIを開始し、これまで楽天モバイルの最大の売りであった「利用量の少ない月(1GB未満)は0円」を撤回したことで楽天モバイルユーザーを始めとして大きな波紋を呼んでいます。
加入者管理コストすら負担していない現在のプラン「Rakuten UN-LIMIT VI」が異常で本来あるべき姿に近づいた評価する声もあればまだ楽天モバイルの電波状況はライバル事業者と比べるとほとんど使わない月はコスト負担するに値しないと厳しい声も聞かれます。

これまでさんざん「0円」をアピールしていたこともあって後者の厳しい意見の方が目立つ印象もありますが、同じく基本使用料「0円」を打ち出しているKDDIのオンライン専用プラン「povo 2.0」には早くも楽天モバイルからの乗り換えユーザーが発生しているのか、povo 2.0の申し込み手続きに従来より時間がかかるようになっているとの報道もされています。

筆者自身も保有している楽天モバイル回線を「povo 2.0」に乗り換えするかどうか検討中ですが、データトッピングという仕組みにより厳密には0円になるわけではないものの、利用がなければ基本使用料を0円に抑えることができる「povo 2.0」が有力な乗り換え先になることは理解できます。

Rakuten Hand 5GとRakuten BIG sgがpovo2.0対応機種に追加

一方、KDDI側はpovoユーザーを増やす絶好のチャンスととらえているのか、楽天モバイルのスマートフォンをpovo対応機種に追加したことをアナウンスしています。
その対応機種が楽天モバイルのオリジナルスマートフォン「Rakuten Hand 5G」「Rakuten BIG s」というのですからTVCMで流れている「そこはpovo~」というフレーズが聞こえてきそうで確信犯の気配すら感じてしまいます。

楽天モバイルでスマートフォンを購入したユーザーでもiPhoneシリーズやSHARPのAQUOSシリーズなど、docomoなど主要事業者3社でも採用されているスマートフォンであれば乗り換え後も問題なく利用できる可能性が高く安心して乗り換えを進めることができます。
ただ、「Rakuten Hand 5G」や「Rakuten BIG s」のような楽天モバイルオリジナルスマートフォンの場合は楽天モバイルのために開発された機種であるため、乗り換え先で問題なく利用できるか不安を感じる方も多いでしょう。

Rakuten Hand 5GとRakuten BIG s

そういうユーザーの不安感を払しょくし、安心してpovo 2.0への乗り換えを促すには「たまたまタイミングが重なった」と説明するには絶妙すぎるタイミングのように感じます。
楽天モバイルはエリアが狭いこともあり、auの4G電波をパートナー回線として借り受けていることから周波数の対応はある程度期待することができますが、動作確認端末に正式に追加されると安心感が変わってきます。
実際のau周波数の対応状況を整理したのが下記表となります。

auの周波数への
対応状況
4G
Band1
4G
Band3
4G
Band11
4G
Band18
4G
Band28
4G
Band42
5G
n77
5G
n78
5G
n257
Rakuten Hand 5G×××
Rakuten BIG s××××

5Gのn257(ミリ波)はauのスマートフォンでも限られたハイエンドモデルのみ対応している状況ですし、そもそもエリアが非常に狭いため除外していいでしょう。
4Gの対応状況を見ると、Band11(1.5GHz帯)は対応なしとなっていますが、プラチナバンドと言われるBand18(800MHz帯)に対応しているのは歓迎できるポイントでしょう。

楽天モバイルオリジナルモデル楽天モバイルではなく、povoに乗り換えてからの方が快適に利用できるようになったとしたら皮肉なものを感じます。
実際、パートナー回線は5Gが対象外であったことや、パートナー回線の契約を縮小していってる状況からpovo乗り換え後快適になったという話はあり得ることでしょう。
楽天モバイルオリジナルモデルを利用しているからと言ってpovoへの乗り換えを諦める必要はないという安心材料の1つと言えるでしょう。

povo

source(1)


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