8月に台湾で発表されたASUSのゲーミングスマホ「ROG Phone」シリーズの最新機種「ROG Phone 5s / 5s Pro」が日本国内でも発売決定し、「ROG Phone 5s」は「11月19日」から販売開始しました。
上位版「ROG Phone 5s Pro」も1週遅れて「11月26日」に発売されます。
ASUSのゲーミングブランド「ROG」シリーズのスマートフォン「ROG Phone」シリーズはスマホゲームのヘビーユーザーに人気の高いゲーミングスマホの1つです。
5月に「ROG Phone 5」が発売され、8月には数量限定ながら「ROG Phone 5」の上位版となる「ROG Phone 5 Ultimate」が発売されており、かなり早いペースでのモデルチェンジとなっています。
モデルナンバーが「5」から変更されていないことと、モデルチェンジのペースが早いことからもわかりますが、基本的にはSoCを「ROG Phone 5」の「Snapdragon 888」からより性能の高い「Snapdragon 888+」に変更し、メモリ・ストレージを強化したマイナーチェンジモデルとなっています。
基本スペック以外では、側面のタッチセンサー「Air Trigger 5」がパワーアップしており、「ROG Phone 5」で1つしか割り当てることができなかった操作に新たに2つのジェスチャーの同時実行に対応し、タップ操作とスワイプ操作、タップ操作とスライド操作を同時に行うことで操作の幅を広げるのに一役買っています。
5月に「ROG Phone 5」を購入した方はマイナーチェンジで買い替えに踏み切るにはなかなか判断に迷ってしまうところでしょうが、8月に数量限定で発売された 「ROG Phone 5 Ultimate」を逃した方なら大歓迎で購入に踏み切るところでしょうね。
「ROG Phone 5s」と「ROG Phone 5s Pro」は本体サイズや基本スペックは同一ですが、「ROG Phone 5s」はメモリが12GBモデルと16GBモデルに分かれており、ストレージも256GBモデルと512GBモデルに分かれているところを、「ROG Phone 5s Pro」はメモリは18GB、ストレージは512GBの一択となっています。
メモリ「18GB」と聞くともうお化けスマホです。
初期のころのAndroidスマートフォンのストレージが16GBでしたから、メモリだけでかつてのAndroidスマートフォンのストレージ容量を上回ってしまうとはいやはや…。
また、「ROG Phone 5s Pro」にはより快適にゲームを楽しめるように外付けクーラー「AeroActive Cooler 5」が同梱されるようです。
Snapdragon 888+の発熱量を気にすることなく、ゲームに集中できそうですね。
また背面デザインも 「ROG Phone 5s」と「ROG Phone 5s Pro」では微妙に異なっており、 「ROG Phone 5s」はドット調のアニメーション表示になっているところが、「ROG Phone 5s Pro」では小型ディスプレイ「ROG VISION」が搭載されています。
背面側にアニメーション表示ができても日常的な利用シーンでは特に役に立つものではありませんが、こういう遊び心は所有欲を満たしてくれていいですよね。
気になる「ROG Phone 5s」の販売価格ですが、メモリ12GB、ストレージ256GBの最小構成で「104,800円」、メモリ16GB、ストレージ512GBの容量アップ版で「124,800円」となっています。
11月26日に発売予定の「ROG Phone 5s Pro」はメモリ18GB、ストレージ512GBで「142,800円」となっています。
さて、既に発売されている「ROG Phone 5s」を購入すべきか、少し待って最上位スペックの「ROG Phone 5s Pro」を購入すべきか。
10万円そこそこで最強ゲーミングスマホが購入できること、最小構成でもメモリ12GB、ストレージ256GBと十分な容量は確保できている(ストレージはもう少し欲しいかもしれませんが)と考えれば、最小構成で手を打ちたいと考える方もいるでしょう。
しかし、そこからの予算の増額具合で選択肢はあと2つ、最上位版であれば外付けクーラーや「ROG VISION」のような所有欲まで満たしてくれるとなると…。
スマホゲームのヘビーユーザーの皆さんの悩む姿が目に浮かぶようです。