カナダ企業WiLanが保有する無線通信に関連する特許を侵害したとして8,500万ドル(約92億円)の損害賠償金の支払いがAppleに命じられました。
紛争は、WiLanが所有する無線通信システムに関する特許がiPhoneで使用されていると主張し、特許のライセンス料の支払いを求めるものでした。
この裁判は2010年に始まり、2018年に米国地方裁判所がWiLanの主張を認め、Appleに計1億4,500万ドル(約158億円)の支払いを命じました。
しかし、これに対しAppleは不服とし、再審請求を行いました。
2019年の再審の結果、Appleに1000万ドル(約11億円)の支払いが命じられました。しかし、WiLanは金額が少ないとし、再び裁判を行います。
そして、2020年1月の裁判にてAppleに8,500万ドル(約92億円)の支払いが命じられました。
WiLanは、1億760万ドル(約117億円)の年間売上高のうち半分以上がライセンス契約にとって得られるロイヤルティーとなっています。
そして、ロイヤルティーを支払わない企業に対し、訴えを起こすことでも知られています。
Apple以外にも、Dell・HP・Lenovo・SONYなどの企業にも対し訴訟を起こしています。
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