iPhoneに付属されている純正の有線イヤホン、「EarPods」。
付属品ながらも、イヤホンとしての性能は非常に高く、Androidスマホユーザーの筆者も長年愛用しています。
2016年に発売されたiPhone 7シリーズからは、本体の薄型化などの理由から、イヤホンジャックが廃止されましたが、新しくLightning端子のEarPodsが付属していました。
そんなEarPodsが、今度発売される予定の、iPhone 12(仮称)から付属されなくなるとアナリストのMing-Chi Kuo氏が予測しているようです。
さらにKuo氏は「AirPods、AirPods Proの後継モデルは2021年まで販売されず、既存のAirPodsなどを年末商戦にあわせて、大々的なプロモーションを行う、あるいは値引きをする可能性がある」とも予測しています。
筆者は
①iPhone 12(仮称)のコストダウンを図るために、EarPodsの付属を取りやめるケース、
②iPhone 12(仮称)とAirPodsの同時購入で値引きする、いわゆるセット割を行い、AirPodsの売上に貢献させるといったようなことが考えられます。
①はiPhone 12(仮称)の5G対応に伴う原価の高騰化を抑えるためが大きな要因ではないでしょうか。
実際、各社5G対応のフラグシップスマートフォンを見ても、去年よりも1万円から2万円ほど価格が高騰しています。
iPhoneにも影響が出ていることはほぼ間違えないでしょう。
②は、①で説明した価格高騰による減収を補う形でAirPodsの売上を伸ばしたいということです。
スマホとは違い、部品にコストが掛かることもないでしょうし、初期型のAirPodsを使用していた人には、スマホと同時にAirPodsも乗り換えといったことも可能です。
Kuo氏は以前予想していた2020年内のAirPods予想売上台数を8000万台から9300万台に上方修正しました。
新型コロナウイルス感染症による売上減少が見込まれていましたが、年末には快方に向かい、売上が見込めると判断したようです。
5Gスマホの投入にも遅れを取っているApple。
他社への巻き返しや、収益のために、伝統のEarPodsを捨てる日が来てしまうのでしょうか。
今回はあくまでも予想ですので、今後どうなるのかはまだわかりません。
続報が入り次第すぐにお伝えします。
source