Appleは今春にもiPhone SE(第3世代)を発表すると伝えられていますが、その価格は前モデルよりも1万円程度安くなる可能性があるようです。
米国株の投資家向け情報サイトとして最も支持されているメディアのひとつであるInvestors Business Dailyは、「投資会社Loop CapitalMarketsのアナリストJohn Donovan氏が、iPhone SE(第3世代)が300ドルで発売される可能性があるという情報を得た。」と報じています。
iPhone SE(第3世代)が300ドル(約35,000円)で発売された場合、現行のiPhone SE(第2世代)の399ドル(約46,000円)より99ドル(約11,000円)も安価になります。
以前のリーク情報でiPhone SE(第3世代)は、現行のiPhone SE(第2世代)と同じ4.7インチのディスプレイを搭載すると伝えられています。
言い換えれば、iPhone 8ベースのデザインで上部には太いベゼルと下部にはTouch IDとして機能するホームボタンを搭載することを意味します。
Touch IDを搭載し、指紋認証に対応することを魅力的ですが、2017年に発売されたiPhone 8のデザインをそのまま踏襲しているため、最新のスマートフォンと比較するとデザインの古さが否めません。
ただし、これら筐体デザインの据え置きが低価格化の要因となっているとのことです。
その一方で、iPhone SE(第3世代)は同シリーズ初の5G対応を実現すると伝えられています。
5G対応のApple製チップはiPhone 12シリーズに搭載される「A14 Bionic」とiPhone 13シリーズに搭載される「A15 Bionic」が存在し、そのどちらかが搭載されることでしょう。
当初は「A14 Bionic」が搭載される可能性が高いとされていましたが、最近では「A15 Bionic」が搭載される可能性も伝えられています。
チップをアップグレードし、5G通信に対応するiPhone SE(第3世代)が値下がりする理由について、筐体デザインの据え置きによる製造コスト削減だけでは根拠が弱いように感じますが、それはAppleの販売戦略が関係しているようです。
iPhoneはハイエンド市場での存在感は圧倒的ですが、ローエンド〜ミドルレンジ市場ではAndroidスマートフォンに圧倒されています。また、Appleの既存ユーザーも最近では新型iPhoneに買い替える頻度が減っています。
Appleは、iPhone SE(第3世代)を安価にすることで、これら顧客をターゲットとして新規顧客を獲得したい狙いがあると見られています。
なお、iPhone SE(第3世代)が発表されるイベントは3月8日に開催される可能性が高いと伝えらています。
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