2020年9月に正式発表があると目されている米Appleの新型iPhone 12 シリーズについてですが、ようやく有線20W急速充電に対応することが濃厚となってきました。
近年のiPhoneといえば、そのハード面において気鋭のandroidフラッグシップ機に押されている印象が強いです。
更に、20Wといえば各社すでに無線充電を完成させている速度でもありますし、
ちょうど先日15日にも中国OPPOによって有線125W・無線65W急速充電の技術が発表されたところですので、バッテリー面でのiPhoneの劣勢は認めざるを得ないところでしょう。
なお、OPPOの新たな充電技術については当サイト以下の記事をぜひご一読ください。
そして今回出た情報は、
これまでのリークによると4タイプの用意があるとされているiPhone 12シリーズそれぞれのバッテリー容量と、急速充電対応についての2点です。
まず、今回3種類のバッテリーが3C(中国製品安全強制認証制度)をはじめとする複数の認証機関に登録されたのが発見されました。
そしてiPhone 12シリーズに搭載されるとみられるこれらのバッテリーですが、最上位モデルとされる、
「iPhone 12 Pro Max」のみ増量、他3機種は減量となっています。
具体的な数値は、(括弧は画面サイズ)
iPhone 12 (5.4-inch) – 2227 mAh
iPhone 12 Max (6.1-inch) – 2775 mAh
iPhone 12 Pro (6.1-inch) – 2775 mAh
iPhone 12 Pro Max (6.7-inch) – 3687 mAh
とされています。
無印iPhone 11 では3110mAh、
iPhone 11 pro には3190mAh、
そしてiPhone 11 Pro Max には3500mAh
のバッテリーが搭載されていたので、記事の通り、無印版はかなりの減量、そして最上位モデルのみが増量ということになりますね。
ただ、大容量バッテリーを売りにしているandroidスマートフォンが増えてきているうえに、
snapdragon865 が5Gへの対応により電力効率が落ちたと各所で指摘されている通り、
5G対応とされている新型iPhoneにおいてバッテリーが縮小されるのは、時代に逆行した動きであることは否めず、正直電池持ちに不安が残ります。
2点目に、急速充電の対応についてです。
一部には、化粧箱のスタイリッシュさを追求し、Appleは充電器具などのバンドルを停止するという噂もありましたが、
今回、Apple純正とみられる充電機器が、上述の3Cの認証を通った、とのことです。
一つは通常の5W充電器、そしてもう一つが、20W急速充電器です。
これまでのiPhoneは最大でも18W充電までにしか対応していなかったものの、
次期モデルでは最低でも20Wに載せることがわかりました。
競合するandroidスマートフォンメーカーの飛躍的な充電技術の向上に目を奪われがちですが、
iPhoneもしっかりトレンドを抑え、弱点を潰しにかかってきているようです。
それにしても、代々優れた電力効率を誇るAチップの最新版がどこまで戦えるのか、非常に興味がわいてくるニュースでしたね。
徐々にリークが出回ったことで新型iPhoneの全体像が見え始めてきました。正式発表が待ちきれないところです。
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