Googleは、Android 12にて2つのアプリを同時に開く「分割画面」を使いやすくするための機能を用意しているようです。
2つのアプリを同時に開く「マルチウィンドウ機能」ですが、Android 7 Nougatより正式に搭載されました。
(※Android 6.0 Marshmallowでも開発者向けオプションで有効化することはできます。)
もちろん、現行の「Android 11」でも搭載されている機能ですが、基本的な操作方法は「Android 9 Pie」や「Android 10」の時から変わっておらず、決して使いやすいとは言えませんでした。
しかし、9to5Google によるとAndroid 12にて「アプリペア」と呼ばれる新機能が実装され、マルチウィンドウ(分割画面)の操作性が改善されるようです。
アプリペアでは、2つのアプリを1つのタスクとしてグループ化をすることができます。
上記、スクリーンショットは左側が現在の画面、右側がアプリペアでの画面です。
Android 11以前では、アプリ履歴から分割したいアプリを選択、分割したらもう一つの分割するアプリを選ぶと言った操作方法でした。
一方、Android 12の「アプリペア」では同時に使用することの多い2つのアプリを事前にグループ化し、すぐにアクセスができるようです。
アプリ履歴の中でも既に分割された状態となっています。
上記の例では、Google MapsとChromeがグループ化され、他のアプリと同じようにアプリ履歴に表示されています。
マルチウィンドウを多用する方には、非常に嬉しい新機能でしょう。
年々、スマートフォンの大画面化が進んでいるため、大きなディスプレイをより活用できるよう、今後もマルチタスク周りの機能が拡充されるのに期待したいです。