SIM太郎でもすでにお伝えしましたが、先月末にGoogleは、6月3日に開催予定であったオンラインイベントを延期することを決定しています。
そのイベント名は「#Android11: the Beta Launch Show」。
イベントでは、次期Android 11と、Pixel 4aの同時発表がなされると見られていました。
しかし、新型コロナウイルス (COVID-19)の影響により、その開催は断念。発表は延期になりました。
さて、そのAndroid 11ですが、今回非常に興味深い情報が入ってきました。
どうやらAndroid 11には、来たるべきIoT時代に対応する、新機能が追加されるようなのです。
まず、前提のなる知識の整理です。
現在のほぼ全てのAndroid端末は、電源ボタンのみ長押しをすると、電源OFFや再起動などが選択できる画面が表示されます(以後、これをパワーボタンメニューと呼びます)。
細かなUIの差こそあれど、このパワーボタンメニューには、基本的な機能差はありません。
ちなみに筆者の所有する端末では、パワーボタンメニューは以下のような画面になります。
そして今回のアップデートでは、どうやらパワーボタンメニューに新機能が盛り込まれるようなのです。
以下の画像をご覧ください。
そして右側の画像が、“Quick Controls”の詳細です。これについては後述します。
まず1番上の段には、以前と同様に電源を切るメニュー、さらに緊急電話のメニューなどがあります。これは今までとあまり変わりはないようです。
そして中段には、ユーザーの所有するカードが表示されます。これによって、ユーザーは電源ボタンを長押しするだけで、すぐにクレジットカードやキャッシュカードを確認することができます。
そして下段には“Quick Controls”が用意されており、屋内(主に自宅でしょうか)のIoT機器にの操作をすることができます。右側の画像が、その詳細画面です。
この機能によって、照明や家のドアロック、電動カーテンやエアコンなど、様々な機器に簡単にアクセスできるようになります。
どの機能も便利なものですが、この新機能はおそらく、未来のIoT機器の普及や拡充を見越しての機能がメインでなのはないかと思われます。
よってGoogleは今後この機能に関連して、Google Homeだけではなく、他のIoT家電にも、より一層力を入れていくのではないでしょうか?と考えられますね。
カスタムされたUI(XiaomiのMIUIやHuaweiのEMUIなど )ではこのパワーボタンメニューがどうなるのか、メーカーごとにカスタムがなされるのか、その点については不明です。
ですが、この新機能によって、ユーザーがより便利な体験ができる、ということは間違いないでしょう。
とにかくイベントの延期は残念でしたが、気長に待ちましょう。