Unihertzは、昨年7月よりクラウドファンディングサイト「Kickstarter」にて資金調達を行っていた超小型スマートフォン「Jelly 2」を日本向けに一般販売を行うと発表しました。
Jelly 2は当初、クラウドファンディングにて出資した方への返礼品として提供されていましたが、遂に一般向けに発売されるかたちとなります。
価格は219.99ドル(約23,000円)、既に一般販売の予約受付を開始しており、予約者には2021年3月5日より順次、発送が開始されるとのこと。
Jelly 2は、筐体サイズ95×49.4×16.5mm、重量110gの超コンパクトなAndroidスマートフォンです。
画面サイズは3インチ、FeliCa(おサイフケータイ)にも対応し、世界最小のFeliCa搭載スマホとなります。
その他の仕様は、SoCがHelio P60、メモリ6GB、ストレージ128GB(MicroSD対応)、2,000mAh、背面指紋認証、リアカメラ1,600万画素、インカメラ800万画素、デュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)
最近では、FeliCa搭載の小型スマホと言えば「Rakuten Mini」の人気が高いですが、以下にて比較してみます。
Jelly 2 | Rakuten Mini | |
画面サイズ | 3インチ | 3.6インチ |
解像度 | 854×480 | 1,280×720 |
筐体サイズ | 49.4×95×16.5mm | 53.4×106.2×8.6mm |
重量 | 110g | 79g |
SoC | Helio P60 | Snapdragon 439 |
メモリ | 6GB | 3GB |
ストレージ | 128GB | 32GB |
外部MicroSD | 対応 | 非対応 |
バッテリー容量 | 2,000mAh | 1,250mAh |
やはり、最も大きな違いは性能でしょう。
「Rakuten Mini」はSnapdragon 439、メモリ3GB、ストレージ32GBと実用的とは言い難いスペック。(Antutu v8 約9万点)
一方、「Jelly 2」はHelio P60、メモリ6GB、ストレージ128GBとミドルレンジクラスのスペックで日常使いでは不自由のない性能を有しています。(Antutu v8 約17万点)
「Rakuten Mini」は重量の面では、依然として世界最軽量のFeliCa搭載スマホと言えますが、普段使いを想定するのなら「Jelly 2」の方が有用性が高いのではないでしょうか。
Jelly 2 公式サイト