今年も恒例のiPhoneシリーズの新モデル「iPhone 12」シリーズが発表されました。
例年と異なり、コンパクトモデルの「mini」が初めて登場したことで
コンパクトモデルを求めている方にとっては非常に気になっているのではないでしょうか。
今回はその「iPhone 12 mini」について
どういったモデルなのかを同じくiPhoneシリーズのコンパクトモデルである
「iPhone SE(第2世代)」と徹底比較することでその魅力に迫っていきます。
小型で軽量のiPhoneが欲しくてiPhone 12 miniやiPhone SEの購入を検討している方は必見です。
目次
- 1 iPhone 12 miniの特徴を3行でまとめると、、、
- 2 iPhoneの最新モデル「iPhone12」シリーズを発表
- 3 コンパクトモデルの「mini」が初登場
- 4 従来のコンパクトモデル「iPhone SE(第2世代)」と競合することに
- 5 iPhone 12 miniとiPhone SEのサイズ感を確認
- 6 iPhone 12 miniとiPhone SEのカメラ機能の差異は
- 7 iPhone 12 miniとiPhone SEの性能差異はどうなっているか
- 8 iPhone 12 miniとiPhone SEで生体認証はどう違うのか
- 9 iPhone 12 miniとiPhone SEで通信速度の差異はあるのか
- 10 iPhone 12 miniとiPhone SEのカラーバリエーションはどう違うか
- 11 iPhone 12 miniとiPhone SEの価格差は
- 12 まとめ:コンパクトモデルを求める方にとって「iPhone 12 mini」は非常に魅力あふれる機種に仕上がっている
iPhone 12 miniの特徴を3行でまとめると、、、
- iPhoneのナンバリングエディションの中で新しい位置付けとなる「mini」
- 「mini」といっても性能は同じ「iPhone 12」と比べて劣るものではない
- iPhone SEよりも小型軽量となるため、コンパクトモデルを好む人には人気が出ることが予想される
iPhoneの最新モデル「iPhone12」シリーズを発表
新型コロナウイルスによる影響もあり、
例年より少し遅れてiPhoneの新モデル「iPhone 12」シリーズが10月13日に発表されました。
「iPhone 12」を筆頭に、
「iPhone 12 Pro」、「iPhone 12 Pro Max」、「iPhone 12 mini」の4機種が発表され、
新時代の幕開けとして全機種5Gに対応として発表されました。
5G通信の普及はこれからという状況で、Proのようなフラグシップモデルはともかく
通常版を含めた「全機種5G対応」という思い切ったモデルチェンジを行ってきたと言えます。
5G通信対応以外にもカメラ機能を大幅に見直し、
前モデルの「A13 Bionic」でも十分すぎるほど高性能なCPUであったのに
「A14 Bionic」というさらに高速なCPUに刷新し、非常に魅力的なモデルに仕上がっていると言えます。
コンパクトモデルの「mini」が初登場
Androidスマートフォンでもそうですが、
「Pro Max」のような大画面モデルに象徴されるように
iPhoneシリーズでもディスプレイの大型化が進んでいると言えます。
ディスプレイの大型化は、
動画コンテンツなどを楽しむ分にはいいのですが、本体サイズも大型化してしまうため、
小型軽量なコンパクトモデルを好んで選ぶ方にとってはあまり歓迎できないものでした。
そういったユーザー層を意識したのか、
今回の新モデルの発表では、
従来の通常版、上位版(Pro)、大画面版(Pro Max)の3モデル構成に
もう1機種、小型モデルとなる「mini」が初めて登場しました。
従来のコンパクトモデル「iPhone SE(第2世代)」と競合することに
小型コンパクトモデルの「mini」の登場は
小型軽量モデルを望んでいた方には非常にうれしいものですが、
従来から提供されていたコンパクトモデルの「iPhone SE(第2世代)」と
iPhone同士で競合してしまう状況が生まれてしまいました。
小型で軽量なiPhoneが欲しくて、
「iPhone SE」を購入しようと思っていた方にとっては
「iPhone 12 mini」とどちらを選べばいいのか、
非常に悩ましい問題が新たに生まれてしまったわけです。
そんなあなたの悩みを解決するために、
これからiPhone 12 miniの紹介をiPhone SEとの比較を交えて行っていきます。
iPhone 12 miniとiPhone SEのサイズ感を確認
iPhone SE(第2世代) | iPhone 12 mini | |
縦 | 138.4mm | 131.5mm |
幅 | 67.3mm | 64.2mm |
厚さ | 7.3mm | 7.4mm |
重さ | 148g | 133g |
画面 サイズ | 4.7インチ Retina HDディスプレイ (1334×750ピクセル) | 5.4インチ Super Retina XDRディスプレイ (2340×1080ピクセル) |
まず、コンパクトモデルを選ぶ上で最も気になるサイズ感から確認しましょう。
さっそくコンパクトモデルとしての
iPhone SEの立ち位置が揺らぎかねないような結果が出てしまっています。
というのも
厚さを除いてすべての項目で「iPhone 12 mini」の方が小型でかつ軽量という結果となっています。
しかも、「iPhone 12 mini」の方がサイズが小さいのに
画面サイズは「iPhone 12 mini」の方が大きいという
通常ではありえない結果までおまけとしてついてきてしまっています。
これは「iPhone 12 mini」では、
本体サイズのギリギリまでディスプレイが占めていること、
Touch IDのためのホームボタンが「iPhone 12 mini」にはないことが、
本体サイズを小さくしてもディスプレイサイズは大きくできた理由になっています。
iPhone 12 miniとiPhone SEのカメラ機能の差異は
iPhone SE(第2世代) | iPhone 12 mini | |
アウト カメラ | シングルカメラ 1200万画素(広角) | デュアルカメラ 1200万画素(超広角) 1200万画素(広角) |
フロント カメラ | FaceTime HDカメラ 700万画素 | TrueDepthカメラ 1200万画素 |
次に、もはやスマートフォンの必須機能となったカメラ機能を見てみましょう。
小型モデルではカメラ機能を一部絞り込まれることがよくありますが、
「iPhone 12 mini」では、
通常版の「iPhone 12」と同じくデュアルカメラを搭載しています。
カメラ機能にどこまでこだわるかは人それぞれですが、
シングルカメラとなっている「iPhone SE」とは
写すことができるシーンに大きな差異が発生してしまうことでしょう。
メインカメラとして利用するアウトカメラだけでなく、
フロントカメラもFace IDにも利用するため、
TrueDepth機能を搭載しており画素数も「iPhone SE」を上回っています。
自撮りやZOOMなどのオンラインコミュニケーションにより
フロントカメラを利用する機会も増えているため、地味ではあるものの見逃せないポイントと言えるでしょう。
iPhone 12 miniとiPhone SEの性能差異はどうなっているか
iPhone SE(第2世代) | iPhone 12 mini | |
CPU | A13 Bionic | A14 Bionic |
メモリ | 3GB | 4GB |
容量 | 64GB・128GB・256GB | 64GB・128GB・256GB |
防水防塵 | IP67等級 (最大水深1mで最大30分間) | IP68等級 (最大水深6mで最大30分間) |
バッテリー | 1821mAh | 2227mAh |
ワイヤレス 充電 | Qiワイヤレス充電対応 | Qiワイヤレス充電対応 MagSafe対応 |
次にスマートフォンの機能的な要素となる性能比較を行ってみましょう。
やはり「iPhone 12」シリーズの一角として発表されているだけあって
データ容量を除いて「iPhone 12 mini」の圧勝となってしまっています。
ただし、誤解のないようにことわっておくと
「iPhone SE」の性能が低いわけではありません。
「iPhone SE」で採用されているCPUの「A13 Bionic」は
「iPhone 12」シリーズの先代モデルとなる「iPhone 11」と同じもので
多くのAndroidスマートフォンより高い性能を発揮するCPUです。
敢えて比べると「iPhone 12 mini」の圧勝となりますが、
通常の利用であれば、体験に差異はほとんどないでしょう。
iPhone 12 miniとiPhone SEで生体認証はどう違うのか
iPhone SE(第2世代) | iPhone 12 mini | |
指紋認証 | Touch ID | × |
顔認証 | × | Face ID |
こちらも今やスマートフォンのロック解除では一般的となった
生体認証機能ですが、一長一短といった結果になっています。
「iPhone SE」はホームボタンに搭載されたTouch IDで指紋認証を行えますが、
顔認証機能は搭載されていません。
「iPhone 12 mini」は逆にTouch IDは搭載されていないため、
指紋認証は行えませんが、Face IDによる高度な顔認証を行うことができます。
どちらが優れているというものではなく、利用シーン次第ですが
コロナ禍によりマスクを着けている状況が増えている昨今では、
Face IDはややわずわしく、指紋認証のTouch IDの方が使いやすいかもしれません。
しかし、Touch IDも手袋をしていると使えないため、
これからの季節では特に「Touch IDの方がいい」と断じることもできないでしょう。
iPhone 12 miniとiPhone SEで通信速度の差異はあるのか
iPhone SE(第2世代) | iPhone 12 mini | |
モバイル | 4G | 4G・5G |
Wi-Fi | Wi-Fi6対応 | Wi-Fi6対応 |
通信速度は、5G通信に対応した「iPhone 12 mini」に軍配があがります。
ただし、
日本国内では5G通信エリアはまだ「エリア」というより「スポット」に近いものがあるため、
5G通信に対応していることを理由に「iPhone 12 mini」を選ぶのは時期尚早な気もします。
もちろん2年、3年使うつもりで5G通信に対応していることを重要視するのであれば
十分な理由になりますが、日常的な利用シーンでは少なくとも今後1年ぐらいは
ほとんど差異はないでしょう。
iPhone 12 miniとiPhone SEのカラーバリエーションはどう違うか
iPhone SE(第2世代) | iPhone 12 mini | |
カラー | ブラック ホワイト (PRODUCT)RED | ブラック ホワイト (PRODUCT)RED グリーン ブルー |
かつては、ほとんど選択肢がなかったカラーバリエーションですが
近年のiPhoneシリーズでは選択肢が増えてきています。
「iPhone 12 mini」では「iPhone SE」と同じカラーバリエーションに加えて
「グリーン」と「ブルー」も選択肢に入るため、
グリーンやブルーが気に入ったという方には「iPhone 12 mini」の方が魅力的に映るでしょう。
iPhone 12 miniとiPhone SEの価格差は
iPhone SE(第2世代) | iPhone 12 mini | |
64GB | 44,800円 | 74,800円 |
128GB | 49,800円 | 79,800円 |
256GB | 60,800円 | 90,800円 |
ここまでほとんどの比較で「iPhone 12 mini」に負けていた「iPhone SE」ですが、
価格面では「iPhone SE」の方が圧倒的に手に入りやすい価格と言えます。
これは「iPhone 12 mini」に搭載されているスペックの関係と、
「iPhone 12」シリーズの一角であることを考えると
安売りできるものではないというやむを得ない事情もあると言えます。
むしろ、これだけ手に入りやすい価格で提供される「iPhone SE」の方が破格とも言えます。
性能やサイズなどで一歩譲っていても価格が最重要要素となる方は、
ここで「iPhone 12 mini」から「iPhone SE」に傾いてしまうかもしれません。
まとめ:コンパクトモデルを求める方にとって「iPhone 12 mini」は非常に魅力あふれる機種に仕上がっている
「iPhone 12 mini」の紹介を様々な角度から「iPhone SE」と比較しながら行ってきました。
最後に紹介した価格差では「iPhone SE」に一歩譲る形となりますが
5.4インチと十分なサイズのディスプレイを持ちながら
「iPhone SE」より小型、軽量となる「iPhone 12 mini」は非常に魅力的な機種と言えるでしょう。
現時点で5G通信に対応していることを理由に選ぶのは時期尚早とも言えると紹介しましたが、
性能面やカメラ機能といった中身の面からも
1年や2年ではなく、より長く相棒として付き合っていけるモデルになっているため、
コンパクトモデルを求めている方は有力な購入候補として検討してみてください。
iPhone 12 miniは、SIMフリー版および3大キャリアにて11月6日22時より予約受付が開始されます。
22時からの予約受付開始ということで、オンライン経由での予約がオススメです。
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