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【曲線を描く4.9型コンパクト機】バルミューダが「BALMUDA Phone」を発表!価格は10万円超え


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「BALMUDA Phone 11.16 Debut」と明記したティザーサイトを立ち上げ、「スマートフォンの新しい選択肢をお届けします」バルミューダ初のスマートフォン「11月16日(火)」、ついに発表されました。

スマートフォンは処理能力の向上とともに大画面化が進み、気が付けばメーカーが違っていても似たようなデザインのスマートフォンが非常に多くなっている。
そして大画面化と引き換え「携帯電話」なのにもはやポケットに収めることが難しくなってきている。
そんな状況に異を唱えるべく、「Another.」という「新しい選択肢」としての思いを込めてバルミューダ初のスマートフォン「BALMUDA Phone」の発売にたどり着いたことが発表された開発ストーリーから感じられますね。

Another.

そんな他とは異なるスマートフォンとして開発された「BALMUDA Phone」ですが、ポケットに収まるように「4.9インチ」のディスプレイサイズをコンパクトに抑え、手のひらに収まりよくすると共に手に持ち、触っていることに喜びを感じることができるよう美しいカーブにつつまれたエレガントなデザインのスマートフォンに仕上がっています。

手のひらに自然に収まるサイズ感を実現

本体サイズを4.9インチの手のひらサイズのコンパクトさに抑えながら、5G通信、おサイフケータイ、それにワイヤレス充電にもしっかり対応しています。

しかし、このコンパクトかつ現在主流のデザインと一線を画したデザインにはマイナスに感じられてしまう部分も少なくありません。
まず、上下左右にベゼルがしっかり取られていることで主流のベゼルレスディスプレイのスマートフォンになれたユーザーには野暮ったく感じる可能性があります。
実際、筆者も含めて世代的には少し前の世代のデザインと感じる方もいるのではないでしょうか。

十分なベゼル幅があるのにパンチホールカメラを採用したのは何故

ディスプレイ上部にベゼル幅があるのにフロントカメラにパンチホールカメラを採用するなど、必然性を感じにくいデザインになっている部分があるようにも感じます。
ベゼルレスディスプレイが至高などという気はありませんが、幅のあるベゼルを設けるのであれば、Xperiaのフロントカメラのようにパンチホールを設けないためとか、デザイン面からみて美しさと合理性を感じられるデザインにして欲しいと感じました。

カメラはシングルカメラ

またカメラ機能がシングルカメラとなってしまっている点も非常に残念に感じます。
GoogleのPixelシリーズのようにかつてはシングルカメラであることを意味を持たせていた機種やらくらくスマートフォンのように機能に制限のあるシニア向けスマートフォンでもデュアルカメラ以上を搭載することが普通になっている現在、シングルカメラでどこまで売れ筋のスマートフォンと競争していけるのか疑問を感じずにはいられません。

スペック面でハンデに等しい要素を抱え、TORQUEシリーズなどのように超タフネススマホといったハードやデザイン面で特別な要素も見当たらない中、価格は「104,800円」10万円オーバーという高価格帯の値付けをみせています。
バルミューダ製品と考えれば、多少は理解できる値付けではありますが、それは「The Toaster」など他の家電製品のようにバルミューダ製品にしか見出せない価値があればこそではないでしょうか。
スペック面だけを見ると、よほどのBALMUDAファンでないと手を出しづらいように感じます。

魅力あふれるBALMUDAのスマホアプリ

ここまでハード面ではかなり厳しいことを書きましたが、ソフト面では非常に魅力がある注目機種と言えるかもしれません。
実際に触ってみないと評価しづらい部分はありますが、デモムービーを見るだけでも使いやすさに重点を置いたアプリ設計を行っているように感じます。

ホーム画面からアプリを呼び出さずにスワイプするだけでスケジューラーや時計、メモ、電卓にアクセスができるように独自のホーム画面プラスアプリ設計を行っているようです。
普通のAndroidスマートフォンでもスワイプすることでスケジューラーの内容を見ることは可能ですが、あくまでアプリ個別のウィジェットを組み合わせることで実現しているもので、ホーム画面とアプリがシームレスにつながっているとは言い難いものがあります。

自在に表示を切り替えることができるスケジューラー

そしてスケジューラーピンチイン、ピンチアウト操作自在にスケジュールの表示粒度を切り替えることができる機能を持つようです。
従来のスケジューラーDay、Week、Monthといった単位を変えるために画面を切り替える必要があることを考えるとデモが示すように自在に表示単位を変更できるのであれば、使い勝手良さは雲泥の差と言っても差し支えないほどの強みになるかもしれません。

ただのメモアプリもキラーアプリに

ピンチイン、ピンチアウトすることで表示をシームレスに切り替える機能はスケジューラーだけにとどまらず、メモ機能にも適用されており、画像付きのメモを思いつくまま残すことができるバルミューダのメモアプリはキラーコンテンツになる可能性を感じます。

電卓までも魅力的に

機能的にはほとんど触る部分がない電卓機能も思わず驚いてしまったのですが、カンマ区切りの表示は普通の電卓としての機能ですが、ワンタッチで漢字表記(億万)の表示に切り替える機能を持った電卓アプリになっています。
たかが表示ですが、日本人であれば身近な漢字表記を混ぜた数字の表示はかなり使いやすいと感じる可能性を感じます。

ハードは率直に言ってかなりの貧弱さを感じてしまいますが、アプリは非常に強力な価値を提供してくれる要素となる可能性を秘めているでしょう。
それだけに価格とこのハードの弱さに残念さを感じずにはいられません。

ただ、この「BALMUDA Phone」はあくまで第1弾という位置付けのようです。
続く「BALMUDA Phone」「第2弾」「第3弾」も計画しているらしく、「動画を見るには6インチでも小さい」という発言にはポケットサイズは諦めるけど、動画をリッチに楽しむことができる大画面スマートフォンを期待せずにはいられません。

第1弾のBALMUDA Phoneはどう評価されるのか

強力なアプリに強力なハードウェアも加われば、SONYやSamsungなどのトップメーカー達脅かす存在に一気にのし上がってくるかもしれません。
そんな未来を描くための第1弾となる「BALMUDA Phone」が発売日となる「11月26日(金)」以降、実際に市場でどういう評価を受けるのか、ハード面の弱さ、高い価格から順風満帆とはいかない可能性も高いでしょうが、楽しみに見守っていきたい機種が登場したと言えるでしょう。

SIMフリーモデルの価格は104,800円。バルミューダ直販サイトにて11月17日午前10時から予約受付開始。
通信事業者としてはソフトバンクが独占販売となります。

モデル名BALMUDA Phone
価格104,800円
OSAndroid11
発売日2021年11月26日
サイズ縦:123mm
横:69mm
厚さ:13.7mm
重さ138g
ディスプレイ4.9インチディスプレイ
1920×1080ピクセル(FHD)
メインカメラシングルカメラ
4800万画素(f/1.8)
フロントカメラシングルカメラ
800万画素(f/2.0)
CPUSnapdragon 765
メモリ6GB
ストレージ128GB
外部ストレージ非対応
バッテリー2,500mAh
USB PD3.0・Qi認証済み
Wi-Fi802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth5.2
生体認証指紋認証
防水防塵IP44(生活防水)
おサイフケータイ対応
接続端子USB type-C
カラーバリエーションブラック
ホワイト
対応バンド5G: Sub-6GHz band n3/n28/n77/n78
4G: LTE B1/B2/B3/B4/B8/B12/B17/B18/B19/B41/B42
3G: B1/B2/B4/B5/B8
GSM: 850/900/1800/1900MHz
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