ZTEは、世界初の画面下インカメラ搭載スマートフォン「ZTE Axon 20 5G」を12月21日にグローバル発売することを発表しました。
ZTEは、2020年9月1日に中国にて「ZTE Axon 20 5G」を発表
世界初となる画面下インカメラ、6.92インチの有機ELディスプレイ、リフレッシュレート90Hz、Snapdragon 765G、6400万画素を含むクアッドカメラを搭載と言った5G対応のミドルレンジスマートフォンです。
当初は中国市場でのみ発売されていましたが、同社は12月21日にグローバル市場で発売することを発表しました。
発売される市場は以下の通り。
- 日本
- ヨーロッパ(EU諸国)
- イギリス
- 韓国
- タイ
- マレーシア
- ウクライナ
- フィリピン
- アラブ首長国連邦
- サウジアラビア
- 南アフリカ
ZTEの「New Vision Club」にメールアドレスを入力すると、早期に購入ができる模様です。
「ZTE Axon 20 5G」は、世界初となる画面下インカメラ搭載スマートフォン
しかし、日本市場には既に画面下インカメラ搭載の「Rakuten BIG」が楽天モバイルより9月30日より発売されています。(※ZTE Axon 20 5Gがベースモデルだと思われています。)
Rakuten BIGは、日本にローカライズされたモデルであり、防水防塵、FeliCa(おサイフケータイ)を搭載。
上記、2点のみだと良いのですが、Rakuten BIGはeSIMのみの対応。
つまり、物理SIMカードを使用することはできません。
画面下インカメラに魅力を感じるようなスマホ好きなユーザーは、スマホを複数台持っていることが多く、物理SIMカードを抜き差しすることでスマホを使い分けています。
そのため、Rakuten BIG購入に踏み切れない理由がありました。
一方、ZTE Axon 20 5GはSIMカードスロットを搭載しており、物理SIMカードに対応しています。
FeliCaを取るか、物理SIMカードを取るかの2択に。
気になる価格ですが、
ZTE Axon 20 5G 中国版の価格は、6GB+128GBが2198元(約34,100円)、8GB+128Gが2498元(約38,700円)、8G+256Gが2798元(約43,400円)
楽天モバイルの「Rakuten BIG」は、6GB+128GBが63,455円(プランセット購入で23,000円相当の楽天ポイント還元)
おそらく、グローバル発売される各市場のモデルは中国版よりも割高、Rakuten BIGよりは割安になると見られます。
また、日本への販路も気になるところです。
ZTE関連会社のヌビアテクノロジー(Nubia Technology)は、SIMフリーのゲーミングスマートフォン「Red Magic 5S」を日本で正式発表しています。(→販売サイト)
しかし、深センに本社を置くNubia Technology Co Ltdによるグローバル公式サイト(英語のみ)でのネット販売のみでした。
ZTE Axon 20 5Gは、日本でどのような販路を取るのでしょうか。
現時点では、ZTEグローバル公式サイトで特設ページができておりますが、ZTE Japanでは何のアナウンスもありません。
Rakuten BIGの商品ページ
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