Xiaomiは新たなテクノロジーを積極的に採用するメーカーとして有名ですが、目を疑うような特許を申請していたことが分かりました。
Xiaomiが申請した特許は、WIPO(世界知的所有権機関)が管理し、「意匠の国際登録に関するハーグ協定」に基づく、ハーグ国際デザインシステムのデータベースに2020年7月24日に公開されました。
この特許では、筐体上部にワイヤレスイヤホンを格納するスマートフォンの機構、変形するワイヤレスイヤホンの機構の2つが説明されています。
格納されている状態のイヤホンは、上方向を向いておりスマートフォンのスピーカーとして機能するようです。
イヤホンを取り出し、ワイヤレスイヤホンとして使用する際は、上部のコンポーネントを曲げることで耳にフィットさせます。
特許文章には機構のみの説明しか記されておらず、機能面の詳細は不明ですがイヤホンはBluetooth経由で接続し、ノイズキャンセリング機能を搭載することが考えられます。(※既に発売済みの同社のワイヤレスイヤホン「Mi True Wireless Earphones」と同じテクノロジーが採用される可能性が高いため。)
また、ワイヤレスイヤホンは充電が必要となりますが、筐体格納時に自動で充電されるものと見られます。
昨今、ワイヤレスイヤホン市場が拡大し、XiaomiだけでなくHUAWEI、OPPO、OnePlusなどがメーカーもワイヤレスイヤホンの展開を進めていますが、Xiaomiの”スマートフォンにワイヤレスイヤホンを格納させる”発想に驚きです。
スタイラスペン内蔵の「Galaxy Note 10」などが人気を博しておりますが、「スマートフォンにアクセサリーを内蔵させる」という発想と似たようなモノなのかもしれません。
ただ、筐体の重さや厚さ、イヤホンが剥き出しのため衛生面なども気になるところです。
現時点では、特許が公開された事実のみであり、実際にXiaomiが製品化するかどうかは不明です。
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