新たに公開された特許文書より、Xiaomiが今までにないカメラシステムを検討していることが明らかになりました。
2020年1月19日、XiaomiはAIスーパーカメラを搭載した5Gスマートフォンの設計特許をCNIPO(中国国家知識産権局)に提出。
そして、2020年7月10日に38の製品画像を含む特許文章がCNIPOより公開されました。
(※特許文書のPDF)
筐体側面までエッジが施されたフルスクリーンディスプレイが特徴的で、側面には物理的なボタンが搭載されていません。
上部にはマイクと電源ボタン、底部にはデュアルスピーカーとUSB Type-Cポートが確認できます。
そして、背面のカメラモジュールの下にセカンドディスプレイを搭載
背面にもディスプレイを搭載することでリアカメラをインカメラとして併用できます。
そのため、前面はインカメラ非搭載で完全なフルスクリーンディスプレイを実現しています。
また、カメラには巨大な単眼を採用
特許文書に掲載されたドキュメントから「Mi Ai Super Camera」と名付けられた、ズーム機能搭載の108MPのイメージセンサーであることが分かります。
現時点では特許が公開されたのみで製品化されるかの見込みはありません。
ただし、昨今のスマートフォンは複眼化が進みフラグシップ機ではクアッドカメラ、ペンタカメラを搭載する端末が主流となりつつあります。
この状況が続けば、単純にカメラの数が増える、画素数を上げると言ったアップデートが重ねられるだけで抜本的なカメラテクノロジーの進化は期待できません。
そのため、今回公開されたXiaomiの特許文書にように巨大単眼カメラを採用し、より1眼レフカメラのような見た目のスマートフォンが開発されるのも時間の問題なのではないでしょうか。
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