2021年12月28日に発表されることが正式にアナウンスされたXiaomiの次期フラグシップ機「Xiaomi 12」と「Xiaomi 12 Pro」
発表日が近づくにつれて、製品スペックに関する情報が公式より少しずつ公開され始めており、今回、「Xiaomi 12」の画面サイズが6.28インチであることが明らかになりました。
Xiaomiは、今までも無印とProのモデル展開は行っていましたが、いずれも画面サイズは同じでした。
例えば、「Mi 11」と「Mi 11 Pro」はどちらも6.81インチのディスプレイを搭載し、主な違いはカメラ性能となっていました。これは、「Mi 10」と「Mi 10 Pro」でも同様です。
しかし、「Xiaomi 12」では小型化を図り、「Xiaomi 12 Pro」との主な違いは画面サイズとなるようです。(※どちらもSoCにSnapdragon 8 Gen 1を搭載するフラグシップ機であることは公式より確認済み。)
前モデルの「Mi 11」は、6.81インチにディスプレイを採用していましたが、最新モデルの「Xiaomi 12」では6.28インチのディスプレイを採用します。
このSoCは据え置きで異なる画面サイズを展開するのはAppleがiPhone 12シリーズより行なっていた戦略であり、XiaomiがAppleを意識していることが公式ティーザーからも伺えます。
同社が公開したティーザー画像によると、「Xiaomi 12」の横幅は69.9mm。これは、「iPhone 13」の横幅71.5mmよりもコンパクトでありながら、「Xiaomi 12」の画面サイズは「iPhone 13」よりも大きい6.28インチとなっています。(※参考までに「Mi 11」の横幅は74.6mmです。)
画面サイズの大型化が進むAndroidのフラグシップ機において、「Xiaomi 12」は稀有な存在となるかもしれません。
ただし、ディスプレイを小型化したことによる弊害もあるようです。
前モデル「Mi 11」の解像度は2Kでしたが、「Xiaomi 12」の解像度は1080pにダウングレードされます。(※上位モデル「Xiaomi 12 Pro」は2K解像度)
このダウングレードについて、Xiaomi 12シリーズのプロダクトマネージャーであるLao Wei氏はバッテリー持ちを改善するためと説明しています。
ハイエンドSoCを搭載するコンパクトな製品には、バッテリー持ちの短さが問題として提起されます。これは、筐体が小さいと、搭載できるバッテリーの大きさも物理的に小さくなってしまうためです。
この問題を解決するには、SoCの周波数を下げる、リフレッシュレートを下げる、画面解像度を下げることの主な3つの解決策があり、Xiaomiは解像度を下げることを最善だと選択したとしています。
また、筐体が小さいとSnapdragon 8 Gen 1の発熱を冷却することができるのか懸念されますが、これについても冷却構造を「Xiaomi 12」用に再設計し、Snapdragon 8 Gen 1の発熱を抑えるのに十分な大きさのVC冷却プレートを取り付けることができたと説明しています。
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