vivoは、同社初の折りたたみスマートフォン「vivo X Fold」を4月11日に開催される新製品発表会で発表することを明らかにしました。
vivoは公式Weiboにて、「折りたたみスマートフォン2.0時代の到来」として同社初となる折りたたみスマートフォン「vivo X Fold」を4月11日に発表することを正式にアナウンスしました。
筐体デザインやスペック等は明らかにされていませんが、「Galaxy Z Fold 3」や「OPPO Find N」のように横折り型でディスプレイを内側に折りたたむタイプの機構であることが伺えます。
折りたたみスマートフォンの懸念点とされる折り目問題は、ティーザー動画から確認することはできませんが、隙間問題については解消されているような印象を受けます。
また、筐体側面に配置されているキーがスライド式であることが分かります。
iPhoneは、左側面のサイレントスイッチを後方にスライドさせることでマナーモードに切り替えることができますが、Androidスマートフォンの多くはボタン式となっており、ボタンで音量調節を行うか、画面上部から下にスワイプして表示されるクイック設定パネルでマナーモードに切り替える必要があります。
通常のスマートフォンの場合は気になりませんが、折りたたみスマートフォンの場合は通常画面を閉じているため画面を操作すること無く側面からワンタップでマナーモードに切り替えることができるのは嬉しいです。
このような細部への作り込みから「vivo X Fold」への期待感が高まります。
さらに、ティーザー動画には、ドイツの光学機器メーカーCarl Zeiss社のロゴが記されており、「vivo X Fold」は、ZEISSの光学レンズを採用し、カメラを共同開発しているものとみられます。
ZEISSは、vivo XシリーズやソニーのXperiaで提携を行っており、カメラ性能で高い評価を得ています。折りたたみスマートフォンでカメラ性能にスポットが当たることは少ないですが、「vivo X Fold」のカメラ性能は期待できそうです。
折りたたみスマートフォンにおいては、SamsungやHUAWEI、Xiaomi、OPPO等のメーカーに遅れを取っているvivoですが、ディスプレイ指紋認証やポップアップカメラ、ジンバルカメラなどの技術を世界で初めて商用化したメーカーであり、数年前までは最新技術と言えばvivoという印象を持っていました。
そんなvivoが単なる後発の折りたたみスマートフォンを発売するとは考えにくく、同社が「折りたたみスマートフォン2.0時代の到来」と称するように「vivo X Fold」には何らかのブレークスルーを期待したいところです。
source(1)