スマートフォンのカメラ性能を評価する第三者機関「DxOMark」がSONYのフラグシップ機「Xperia 1」のスコアを公開しました。
総合スコアは91、インカメラスコアは78、ビデオスコアは84になります。
なんと、2年ほど前の機種であるGalaxy Note 8の94点、iPhone 8の92点にも及ばないスコアになります。
一方、Samsungの「Galaxy Note 10+」は113点、HUAWEIの「P30 Pro」は112点と他者の今年発売したフラグシップ機は、TOPクラスの評価を得ています。
なぜ、20点以上も差ができてしまったのか疑問が残ります。
これに対し、DxOMarkは以下のように欠点を指摘しています。
- 一部のシーンで屋内と屋外の両方で露出が不足している(露出が少ないと光量不足で写真が暗くなってしまう)
- HDRがトリガーに失敗することがある(暗い写真と明るい写真を合成して、その中間の明るさの写真を撮影する機能)
- 光ぼけやノイズが目立つ
- フレームの端に向かうシャープネスの強い欠落(シャープネス=細部の解像度と画像のコントラスト)
- テクスチャーレンダリングの不規則性
- フラッシュ使用時に赤目が強く見える
- オートフォーカスが高速かつ正確
- 良好な低照度カラーレンダリング
- 低光量での良質なターゲット露出
「Xperia 1の画質パフォーマンスは古く安価なスマートフォンと同等であり、ハードウェアパフォーマンスを最適化してハイエンドスマートフォン市場で成功するためには、カメラソフトウェアも慎重に調整する必要があります。」
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