今年の夏ごろ発表されると言われているSamsungの次期フォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Fold 3」と「Galaxy Z Flip 3」のレンダリング画像がEvan Blass氏によってリークされました。
これまで多くの情報がリークされている「Galaxy Z Fold 3」と「Galaxy Z Flip 3」ですが、今回リークされたレンダリング画像は非常に鮮明です。また、5月にリークされた販促資料とも一致していることから信頼度は高いと見ることもできます。
既にリーク情報などから明らかとなっていますが「Galaxy Z Fold 3」の画像に「Sペン」が添えられており、「Galaxy S21 Ultra」に続くSペン対応モデルとなるようです。
Sペンのサイズ感から残念ながら「Galaxy S21 Ultra」と同様に「Galaxy Z Fold 3」にSペンを格納するスペースは用意されなかったことがわかります。
Sペンの格納スペースを作ることは断念した可能性が高いと以前から言われていましたが、あらためて認識させられると残念に感じます。
おそらくは「Galaxy S21 Ultra」のようにSペンを格納できる専用ケースをオプションで用意するのでしょうが、「Galaxy S21 Ultra」と違ってフォルダブル構造を持つ「Galaxy Z Fold 3」にどういったケースを用意するのかも興味を引きます。
「Galaxy S21 Ultra」と同様にスマートフォン本体へのSペン格納を断念したもの、Sペンに「Fold Edition」というワードが刻印されており、「Galaxy S21 Ultra」のSペンとは異なるものとなるようです。
「Galaxy Z Fold 3」のためにSペンを進化させている可能性もありますが、「Galaxy S21 Ultra」と違って折りたたみ可能とすることで通常のスマートフォンのディスプレイよりデリケートなディスプレイを傷付けないようペン先に柔らかくするなど特別な加工を行っていることが予想されます。
また、「Galaxy Z Fold 3」のFCCドキュメントの記載にワイヤレス充電に使用される磁気誘導に関する記述があることから、「Galaxy Tab S7」のようにSペンを充電する仕組みを持つ可能性があると伝えられています。
Sペンの格納見送り以外にも残念な点が画像からは読み取ることができます。
これまでのリーク情報では、メインディスプレイのフロントカメラはディスプレイ下埋込型となり、パンチホールが撤廃されると噂されていましたが、今回リークされた画像にはパンチホールらしきものが確認されます。
技術的な問題なのか、コスト上の問題なのかは不明ですが、ディスプレイ下埋込型カメラもキャンセルされた可能性が高いと言えます。
「Galaxy Z Fold 3」の横に映る「Galaxy Z Flip 3」は販促資料のリーク情報と同じくツートンカラーとなっており、外側にデュアルカメラとあわせて通知用のサブディスプレイが搭載されています。
今回のリーク画像ではホワイトモデルが表示されていますが、以前リークされた通り他にもポップなカラーバリエーションが用意されるとみられること。
「Galaxy Z Fold 3」と違って通常サイズのスマートフォンディスプレイを縦折りにしたような形状になること。
そして、サイズ感が非常にコンパクトとなるため、「Galaxy Z Fold 3」と比べると女性を中心に人気が出そうな機種に仕上がっているように伺えます。
「Galaxy Z Fold 3」と「Galaxy Z Flip 3」はともに8月上旬に開催予定のUnpackedイベントで公式発表されると見られており、この2機種に関連する期待、リーク情報に一喜一憂していた日々もいよいよカウントダウンに入りつつあります。