Samsungが、同社のフラグシップシリーズの中の1つであるGalaxy Note のラインナップを廃止する噂が取り沙汰されていましたが、今回新たにロイターを通じて報じられました。
ロイターは、Samsungは2021年よりGalaxy Noteを廃止する可能性があると伝えています。
COVID-19のパンデミックによるハイエンドスマートフォンの需要が急激に落ち込んだこと。Noteシリーズに投下していた開発リソースを折りたたみスマートフォンに移すことを計画していること。
この2点を主な理由として紹介し、信頼できる3人の匿名情報源をもとに報じているとしています。
Samsungのフラグシップシリーズには、「Galaxy S」「Galaxy Note」「Galaxy Z」の3シリーズが存在します。
これまで、Noteシリーズは大画面かつスタイラスペンを搭載したモデルとして人気を博していましたが、近年のスマートフォンの大画面化のトレンドに伴いSシリーズの画面が大きくなったことで差別化が難しくなりました。
また、次期Galaxy Sシリーズの最上位モデルとなる「Galaxy S21 Ultra」や次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold 3(仮称)」にもスタイラスペンと互換性があるとされています。
つまり、いよいよGalaxy Noteシリーズの差別化が難しくなり、折りたたみスマートフォン市場で業界をリードする同社が、リソースを集中させたいと考えるのも非常に合理的でしょう。
ロイターによると、Samsungはこの件についてコメントを控えたとのこと。
例年、SamsungはSシリーズを第1四半期に発表、Noteシリーズを第3四半期に発表しています。
ユーザーにとっては、「最新SoCを搭載したSシリーズを購入するか、夏頃までNoteシリーズを待つか。」「Noteシリーズの国内キャリア発売を待っていると11月頃になってしまい、その頃には次期Sシリーズのリーク情報が既に出始めてもっと迷う。」と言った声がありました。
しかし、Noteシリーズが廃止となればSシリーズの購入に後ろ髪を引かれることはなくなりそうです。
source(1)