バルセロナで開催中の世界最大のモバイル関連展示会「MWC Barcelona 2021」にてQualcomm CEOのクリスティアーノ・アモン氏は「Snapdragon 888+」を正式発表しました。
Snapdragon 888+は昨年12月に発表されたSnapdragon 888の基本仕様は引き継ぎつつ、CPUクロックやAI処理などを強化した、最上位のSoCとなります。
Snapdragon 888+とSnapdragon 888の違いは以下の通りです。
Snapdragon 888 | Snapdragon 888+ | |
CPU | Cortex-X1 x 1(2.84GHz) Cortex-A78 x 3(2.42GHz) Cortex-A55 x 4(1.80GHz) | Cortex-X1 x 1(2.995GHz) Cortex-A78 x 3(2.42GHz) Cortex-A55 x 4(1.80GHz) |
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AI | Hexagon 780(26 TOPS) | Hexagon 780(32 TOPS) |
また、AIエンジンもHexagon 780で同一ですが、26TOPSから32TOPSへと強化されています。
モデムは888と同じ第3世代のSnapdragon X60 5Gモデムを統合し、通信速度も下り最大7.5Gbps、上り最大3Gbpsと同様。5G通信はミリ波、Sub-6帯をサポートします。
QualcommはSnapdragon 888+を搭載するスマートフォンについて、2021年第3四半期に発表される見通しを示しています。
既にASUSのゲーミングブランドROGやHonor、Motorola、vivo、Xiaomiなどが採用に名乗りを挙げています。
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