Qualcommは先日、新型ハイエンドSoC「Snapdragon 8+ Gen 1」を発表しましたが、早くもAntutuスコアが明らかになりました。
同社によると、この未知の端末はブランドとモデル名が数字に置き換えられており、端末名を推測されるのを意図的に防いでいるとのことです。つまり、Snapdragon 8+ Gen 1を搭載するリファレンスモデル（試作機）であるとみられます。
前モデルのSnapdragon 8 Gen 1のAntutuスコアが約95万点～100万点でしたので、約10％ほどスコアが向上しています。
Snapdragon 8+ Gen 1を搭載するとされるスマートフォンには、ROG Phone 6、Realme GT 2 Master Edition、Motorola Edge 30 Ultra、Xiaomi 12 Ultra、OnePlus 10 Ultra、iQOO 10、Galaxy Z Flip4などが挙げられます。
上記のAntutuスコアは、メモリ18GBを備えるモデルであり、ゲーミングスマートフォンのROG Phone 6と推測できます。
テストに用いられた端末は、クアルコム・リファレンス・デザイン（QRD）で製造されたリファレンスモデルであり、商用化の予定は無い試作機です。
Qualcommによって行われたテストでは、Snapdragon 8+ Gen 1のAntutuスコアは1,089,105点！
また、発熱が抑えられており連続して複数回ベンチマークテストを実行してもスコアの減衰は軽微の抑えられています。
同社による説明では、Snapdragon 8+ Gen 1は、CPUパフォーマンスが10％向上し、CPUとGPUの電力効率は30％向上しているとしています。
Snapdragon 8+ Gen 1は、Snapdragon 8 Gen 1よりも性能が向上しつつ、欠点でもあった発熱と消費電力の多さが改善されており、期待できそうです。
