Qualcommは3月25日(現地時間)、5nmプロセスで製造された5G対応のミドルレンジSoC「Snapdragon 780G」を正式発表しました。
Snapdragon 780Gは、5nmプロセスで製造され、CPUコアに最大動作周波数が2.4GHzの「Kryo 670」、GPUコアに「Adreno 642」を採用し、通信モデムには5G通信対応の「Snapdragon X53」が統合されています。
これまで7nmプロセスで製造されていたSnapdragon 765GおよびSnapdragon 768Gの後継SoCとなり、Snapdragon 768Gと比較してCPU性能は最大40%向上しているとのこと。
また、12TOPSの演算能力を持つ第6世代のAIエンジン「Hexagon 770」や2,500万画素の3枚の写真を一度に撮影可能となる3コアのImage Signal Processorの「Spectra 570」を搭載、ワイヤレスサウンドにて低遅延を実現するとする「Snapdragon Sound」にも対応します。
その他、FHD+解像度での最大144Hzのリフレッシュレート、HDR10+、最大16GBのメモリ(LPDDR4)、Wi-Fi 6(最大3.6Gbps)をサポートします。
これまで、Snapdragonは主にTSMCが製造を担ってきましたが、Snapdragon 780GはSamsungによって製造されます。
Qualcommによると同SoCを搭載するスマートフォンは2021年第2四半期に発表される見込みです。
source(1)