Qualcommは12月1日~2日に開催されるイベントにてSnapdragon 875を発表する予定ですが、同社は自社ブランドとしてゲーミングスマートフォンの発売を計画しているようです。
半導体業界向けの日刊紙 DigiTimes は、「業界筋によると、QualcommはAsustek Computerと提携して、2020年末に自社ブランドとしてゲーミングスマートフォンを発表する予定です。」と報じています。
QualcommはこれまでSnapdragon 730Gや765Gなどゲームパフォーマンスに優れたSoCを開発し、メーカーに提供してきましたが新たにスマートフォン市場へ参入したいと考えているようです。
ASUSがハードウェアの設計と開発を担当し、Qualcommがインダストリアルデザインとパフォーマンスを最適化するソフトウェア処理を担当すると言われています。
また、情報筋によるとASUS ROG PhoneとQualcommのゲーミングスマートフォンは両端末に共通するコンポーネントを共同購入しています。
(※ディスプレイ、メモリ、カメラモジュール、バッテリー、冷却機構など)
つまり、ハードウェア的にはROGのゲーミングスマホとQualcommのゲーミングスマホは同一であり、共同開発によりコスト削減を図っているとのこと。
QualcommとASUSは年間で100万台のゲーミングスマホを生産すると予想されており、そのうち50万台がQualcommブランドとして、残り50万台がROGブランドとして出荷されると伝えられています。
現時点では、Qualcommが発表するゲーミングスマホの詳細スペックは不明ですが、Snapdragon 875を搭載する可能性が高いと考えられています。
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