realmeは、中国上海にて開催されているMWC 2021にて、「デュアルプラットフォームデュアルフラッグシップ戦略」について発表しました。
「デュアルプラットフォームデュアルフラッグシップ戦略」とは、2つ異なるシリーズで今後フラグシップ機を展開していくというものです。
その一つが、QualcommのSnapdragon 8XXシリーズのハイエンドSoCを搭載し、処理性能に焦点を当てたモデル。
もう一つが、MediaTekのDimensityシリーズの5G対応SoCを搭載し、カメラ性能に焦点を当てたモデル。
どちらもrealmeのフラグシップ機として展開されますが、処理性能とカメラ性能のどちらに焦点を当てるかで差別化を図る模様です。
そして、「デュアルプラットフォームデュアルフラッグシップ戦略」の先駆けであり、処理性能に振り切ったモデルの第1弾となるのが、3月4日に発表予定の「realme GT 5G」になるとのことです。
realme GTは、SoCにSnapdragon 888、LPDDR5メモリ、UFS 3.1ストレージ、CPU温度を最大15度冷却することができると言うステンレススチールのVC冷却システムを搭載することが明らかにされています。
同社曰く、上記は2021年2月現在において最高のパフォーマンスを実現し得る構成であり最高レベルの処理性能を有するフラグシップ機になるとしています。
一方、今年中にrealmeからもう一台のフラグシップ機が発表されることも確定しています。
前述した戦略に従って、SoCにはDimensityの5G対応SoCを搭載し、カメラ性能に振り切ったモデルとなることが想定されます。
realmeインド及びrealmeヨーロッパのCEOであるMadhav氏は、「デュアルプラットフォームデュアルフラッグシップ戦略は同社のブランド開発の一環としてミドルレンジからハイエンドモデルで大きなシェアを獲得することを確信しています。」と語っています。
私たち消費者としては、元よりコストパフォーマンスに優れたrealmeですが、処理性能とカメラ性能への注力を分けることで、より一層価格が安くなることに期待したいです。
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