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OPPO、劣化を抑えた「150W急速充電」を発表!史上最速の「240W急速充電」も披露


投稿日:2022年3月2日 更新日:


OPPOは2月28日、スペイン・バルセロナで開催されているモバイル業界最大の国際見本市「Mobile World Congress 2022(MWC2022)」にて、「150W SUPERVOOC with BHE」を発表しました。

また、スマートフォン史上最速となる240Wの急速充電技術も披露しています。

150W SUPERVOOC with BHE

150W SUPERVOOC with BHEは、OPPOの新たな充電技術。文字通り150W(20V/7.5A)の急速充電に対応し、4,500mAhのバッテリーを5分で50%、15分で満充電できるとしています。

同社の以前の充電技術「65W SUPERVOOC Flash Charge」が65W充電で満充電まで40分であっったのと比べると、その速さは一目瞭然です。

バッテリーの劣化を抑える仕組み

また、「150W SUPERVOOC with BHE」は単に充電の高速化だけでなく、バッテリーの劣化を抑えながらの急速充電が可能で、バッテリー寿命を従来以上に伸ばせる点が特徴となっています。

一般的なスマートフォンの場合、電池切れから満充電までの充電サイクルを800回繰り返したら、バッテリーの最大容量は80%まで低下しますが、「150W SUPERVOOC with BHE」では1600回で80%まで低下します。
OPPOによると、これは毎日バッテリーを使い切って充電したとしても、4年間は問題なく利用できる回数だと同社は説明しています。

このバッテリーの劣化を抑える仕組みがBHE(Battery Health Engine)と呼ばれるものです。
BHEはバッテリー管理チップによる、電極の通過する電力をリアルタイムで測定しながらの自動調整やバッテリー電解液の素材配合の見直しなどで、バッテリーの正極と負極の摩耗を減らしバッテリーの性能を高め、バッテリーの寿命を延ばしています。

充電器は小型化

「150W SUPERVOOC with BHE」の充電器は、GaN(窒化ガリウム)を採用したことにより、前世代の65W充電器とほぼ同等のサイズを維持しています。

充電器のサイズは約58×57×30mm、重さ172gと150W充電器とは思えないコンパクトなものに仕上がっています。

なお、「150W SUPERVOOC with BHE」はOPPOとOnePlusの両ブランドで採用され、2022年第2四半期に発表予定のOnePlusのフラグシップ機にて初めて搭載される予定です。

また、OPPOは2月に最新フラグシップ機「OPPO Find X5」シリーズを発表していますが、同機種にて最大80WのSUPERVOOC with BHEが先行的に搭載されています。

240W SUPERVOOC Flash Charge

さらに、OPPOは240W急速充電の「240W SUPERVOOC Flash Charge」を将来的な技術の展望として「MWC 2022 Barcelona」でデモンストレーションの展示を行いました。
同社によると、4,500mAhバッテリーを僅か9分で満充電できるとしています。

ただし、「240W SUPERVOOC Flash Charge」は、技術の披露のみのとどまっており現時点では商用化の予定はありません。

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