現在のところ、SamsungやHuaweiなどスマートフォン開発の最先端を行くメーカーのみが手掛けているイメージのある「フォルダブルスマートフォン」ですが、徐々に参入するメーカーが増えてきそうな気配が強くなってきているようにも感じます。
OPPOやXiaomiなども後に続こうとしているのがその証左とも言えますが、その1つにどうやらGoogleまで名を連ねようとしているようです。
GoogleがSamsungからフォルダブルスマートフォン用に有機ELディスプレイパネルの供給を受けるという情報を米メディアPhoneArenaが報じています。
GoogleのPixelシリーズというと、スマートフォンの開発姿勢は保守的というかシンプルな構造を心がけているイメージがありますが、そのGoogleまでも複雑かつ最先端の構造と言えるフォルダブルスマートフォンを手掛けようとしているのは、Samsungがフォルダブルスマートフォンの製品化3代目となる「Galaxy Z Fold 3」をこの夏に発売しようとしているように、フォルダブルスマートフォンがいよいよ普及期に入ろうとしている兆候の1つと考えてもいいのでしょうか。
それともPixel6シリーズのリーク情報が示しているようにGoogleのスマートフォン開発にかける姿勢に微妙な変化が表れてきているのかどちらでしょうか。
このGoogleが供給を受けるフォルダブルスマートフォン用の有機ELディスプレイパネルを使用したスマートフォンの名称は「Google Pixel Fold」になると見られており、「Galaxy Z Fold 2」と似た形状になる可能性があるようです。
量産については今年の10月頃に始まり、製品の発売時期は2021年の年末もしくは2022年初めになるとPhoneArenaは見ているようです。
この噂通りに製品化が進めば2022年はフォルダブルスマートフォンがメインストリームの一角を占めるようになる可能性も考えられます。
Googleまでもフォルダブルスマートフォンを発売するという状況になると、製品化を目指して開発中という噂は時々聞こえてくるAppleのiPhoneや国内勢のSONYやSHARPにももう少し頑張ってもらいたいと感じてしまいます。