韓国の半導体製造会社 SKハイニックス株式会社は3月7日、スマートフォン向けメモリとして業界最大容量となる18GBのLPPDDR5の大量生産を開始したことを発表しました。
同社プレスリリースによると、18GB LPDDR5メモリは高解像度の画像および高画質の動画を必要とするゲームのプレイングに最適な環境をサポートするとのこと。
今後は超高性能カメラやAIなどの最新技術を含むアプリケーションへの活用が期待されています。
18GBのLPPDDR5のメモリークロックは、最大6,400Mbps
既存のLPDDR5は最大5,500Mbpsであり、約20%ほど転送速度が向上しています。
同社の説明では6,400Mbpsは、1秒間に10本の5GB FHD解像度の動画を転送できる速度としています。
また、SKハイニックスは、ASUSの次期ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 5」に18GB LPDDR5を最初に供給することを明らかにしています。
ROG Phone 5は、3月10日にグローバル発表会が予定されています。
SoCにSnapdragon 888が搭載される他、スマートフォンとして最大かつ最速の18GBのメモリの搭載も確定となりました。
ベンチマークアプリ Antutuでは、バージョン8.0からメモリやストレージの規格・容量がスコアに反映されるようになりました。
そのため、最大6,400Mbpsで動作する18GB LPDDR 5を搭載する「ROG Phone 5」のスコアはSnapdragon 888搭載端末の中でも頭一つ抜けるかもしれません。
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