Androidスマートフォンのフラグシップ機では、標準となりつつある5G対応
Appleも2020年秋に発売予定のiPhone 12(仮名)にて5G通信に対応します。
今までは、Qualcomm X55 5Gモデムが搭載されると噂されていましたが、新たなレポートによるとQualcomm X60 5Gモデムを搭載するとのこと。
半導体製造ファウンドリである台湾 TSMCは、6月後半よりA14プロセッサとSnapdragon X60モデムの製造を開始する予定です。
中国メディア DigiTimesの情報筋によると、これらのチップは5nmプロセスで製造され、今年後半に発表されるiPhone 12シリーズに搭載されるとのこと。。
Snapdragon 865は7nmプロセスで製造されており、現在のところ5nmで製造されたSoCはありません。
(※HUAWEIが10月に発表を予定しているHUAWEI Mate 40シリーズに搭載されるKirin 1020は5nmプロセスで製造されるとリーク情報が出ています。)
また、5nmプロセスで製造されるということは、X60の前身であるX55よりも電力効率が高いことを意味します。
5G通信では、4G通信よりも多くの電力を消費されますが、次期iPhoneの消費電力は抑えられることになります。
さらに、X60モデルはミリ波とサブ6での通信に対応。
(※Snapdragon 865搭載で5G対応のAndroid端末は、Sub6には対応しますがミリ波には対応していないものも多い。AQUOS R5GやXperia 1 Ⅱなど。)
QualcommのSnapdragon X60 5Gモデムは2020年2月に発表されたばかりの最新の5Gモデムです。
iPhone 12での採用には間に合わないと思われていましたが、まさかのX60採用の可能性が出てきました。
現在のAndroidのハイエンド5G端末は、Snapdragon 865(7nmプロセスで製造)にSnapdragon X55 5Gモデムを搭載することで5Gをサポートしています。
仮に、次期iPhoneが5nmプロセスで製造されたA14プロセッサにX60 5Gモデムを搭載するとなればAndroidのハイエンド5G端末よりも処理性能も高く、5G通信もより快適になる可能性が十分にあります。
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