スマートフォンのベンチマークを測定するアプリケーションとして世界で最も人気の高い「Antutu」
しかし、3月8日AntutuがGoogle Play ストアから削除されていることが分かりました。
削除されたのは、「Antutu Benchmark」「Antutu 3Dbench」「AItutu Benchmark」「Antutu Go」の合計4つのアプリケーション。
アプリ分析ツールを提供する「App Brain」のデータによると、2月7日にv8.2.4のアップデートが行なわれ、3月6日に非公開とされています。
現時点では、削除された理由は不明で既にデバイスにインストールされているアプリは継続して使用できます。
新しくインストールする場合は、APKファイルからインストールすることができます。
以下については、真相は不明ですが一部で噂されていることについて伝えます。
2018年12月、中国企業 Cheetah Mobileが提供する「CM File Maneger」というアプリに広告詐欺に使用される不正なコードが含まれるとされ、Cheetah Mobileが提供する複数のアプリがGoogle Play ストアから削除される出来事がありました。
その後も同企業は繰り返しポリシー違反を犯し、2020年2月にGoogleは、Cheetah Mobile製のほぼ全てのアプリを再び削除しました。
今回、Antutuが削除された理由は、これに関連するものだと推測されています。
中国には、” 天眼査 “という総経理名称・投資家・資本金などの企業の情報がまとめられているデータベースが存在します。(※日本で言う”帝国データバンク”みたいな。※ 天眼査は、日本からはアクセスすることができません。)
通常、AntutuのWEBサイトには会社概要が記載されていませんが、 天眼査のビジネスデータベースを使用するとAntutuの会社概要を確認することができます。
確認してみると、、、なんと、 Cheetah Mobileの会長兼CEOであるFu Sheng氏の名前が、「 Beijing Antutu Technology Co., Ltd. 」(※Antutu提供会社の正式名称)の会長として記載されているので。
このことから、Cheetah Mobile社が裏で運営していた Beijing Antutu Technology社を通してAntutuをユーザーに提供。
Antutuで収集したデータを Cheetah Mobile社 に送信という流れを考えることができます。
このフローがGoogleに判明され、Antutuが削除されたという流れではないでしょうか?
重ね重ねになりますが、あくまでも上記のことは推測になります。
中身が同一会社であることが事実なら、APKファイルからダウンロードするのも控えたほうが良いかもしれません。
Antutuからの公式声明や新たな情報が分かり次第、追記致します。
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