最初のAndroid 11のプレビューが2月中旬にリリースされて約4か月、ついに先日、Android 11のベータ版がリリースされました。
ベータ版のリリースによって明らかになった機能のうち、個人的に特に気になったものを紹介していきます。
スクリーンレコーディング機能
純正Android 10では隠し機能としては搭載されていたもののadb経由で設定を有効化しなければ使えなかったスクリーンレコーディング機能が、Android 11では正式機能として搭載される見込みです。
3月のデベロッパープレビューではスクリーンレコーディング時のマイクのオン・オフも簡単に手動で切り替えることができることが確認されており、各メーカーのカスタムOSに現在搭載されているスクリーンレコーディング機能よりも洗練されたものになるのではないかと期待されています。
タッチ感度の調整
厚手の保護ガラスや保護フィルムを使うユーザーの中には、タッチやスクロールが認識されないという現象が多発しストレスを感じている方も多いでしょう。Android 11では、「タッチ感度を上げる」オプションが追加される見込みです。
手袋をしながらスマートフォンを操作することが多いユーザーにとっても助かる機能になるかもしれません。
動画撮影中の通知オフ
動画撮影中に通知が来て迷惑に感じたことはありませんか?
Android 11ではカメラアプリを開いている間通知音、バイブレーションまたはその両方をミュートできる機能が追加される模様です。
バイブレーションにより動画が台無しになってしまうという経験をした私にとってはとても待ち遠しい機能です。
機内モードオン時にBluetoothが自動でオフにならない
音楽を聴きながらBluetooth機器で音楽を聴いたり、動画を見ているとき、機内モードによってBluetooth機器との接続が急に切れてしまい再度繋ぎなおす羽目になりイラっとした経験のある人はとても多いのではないでしょうか。
Android 11では、Bluetoothは機内モードに影響を受けず自動でオフにはならないようになる見込みです。
湾曲ディスプレイの公式サポート
昨年から今年にかけて採用機種が急増している湾曲ディスプレイ(Waterfall display)は、非常に見栄えが良くデザインとしては歓迎すべきものと受け止められてきた一方で、エッジ部の表示領域がゆがんだり、タッチが困難だったり誤タッチが多発したりと実用上はあまりメリットが見出しにくいものでした。
Android 11では開発者が画面のインタラクティブ領域を指定できるようAPIが提供されます。直接我々がいじることのできる機能ではありませんが、これによりデザインと機能性どちらにも妥協しない湾曲ディスプレイ機種が増えることに期待しましょう。
いかがだったでしょうか。
紹介した機能以外にも、様々な新機能の搭載や既存機能の改良が予定されています。正確なリリース時期は未定ですが、今年の7月~9月に正式にリリースされる見込みです。機種によってはさらに遅れてのアップデートとなりますが、さらなる進化を遂げたAndroid 11に期待しましょう!
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